クラッシュ・プレイズ オンタロスの剣



久々に出たクラッシュ・ブレイズシリーズ。
正直このシリーズはいまいち好きになれないなぁ。
デルフィニア戦記」は一人の王が王になっていく過程という、
たしかに戦記らしいストーリーライン。
(ちょっと最後の方はむちゃくちゃでしたけどね☆)
スカーレット・ウィザード」は、お互いが一人じゃなく、
ちゃんと一人で立った上でパートナーと認め合うみたいな
ストーリーラインが確立されてたと思うんですよ。


クラッシュ・ブレイズは登場人物が上記の2作品とかぶってるにもかかわらず、
どうも目的がよくわかんないって言うか、キャラクターに依存しちゃってる。
その割には、キャラクターたちに迷いが見当たらない。
どこに感情移入すればいいかバランスが悪いんだよね〜。
ストーリーラインの行き先が不明すぎて、どうも心待ちしてない自分に毎度気がつきます。


まぁ、それでも新刊出てたら買っちゃうんですけどね。
それは多分、茅田砂胡という作家を何年も読み続けてるから、
どこかで何か驚くような物語をつむいでくれるのでは?という期待感からだと思う。