眠れる女王―エレニア記〈1〉

眠れる女王―エレニア記〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

眠れる女王―エレニア記〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)

内容(「BOOK」データベースより)
太古の昔、孤独なトロールが群青色の宝石を見つけ、薔薇の花の形に磨きあげた。石は神々の加護を受け、絶大な力をそなえた―そして今、王家の擁護者である聖騎士スパーホークが流刑を解かれエレニアに戻った。故国では司教の陰謀により、若き女王が死の病に倒れていた。病の進行を止めるべく聖騎士団と教母は女王をクリスタルの中に眠らせたが、その術を保つための犠牲は大きかった…剣戟と策謀の傑作シリーズ開幕。


ハイファンタジーが読みたくなってふらふらと。
エルリックサーガも復刊してますねー。
訳者が井辻明美さんのままなので3巻あたりから以前のままのもって回った翻訳なのかなぁ?と思って
倦厭してこっちを手に取りました。
ちょっとラノベだと気分的に物足りないんですよ。
はっきりいってこの作品、いいです。


一応、どんな話かわからないとあれかなーと思って
amazonのあらすじ紹介などコピってみました。
主人公スパーホークがちょっとくたびれていて、
10年異国に逃げていて、久しぶりに鎧を着るのですが、そのあたりの表現とか。
嗅覚にくる表現が良いですね。


オープニングの薔薇の美しい力あふれる宝石。
これが物語りにどう絡んでくるんでしょうかね?
視覚的にも刺激されます。
雑多の匂いのする中世の砦の雰囲気が感じとられる文章です。
全6巻で、封印されている女王を救い出すまでの物語だそうです。


物語はまだまだ序盤。
登場人物が入り混じってて、名前が出てくるたびに人物紹介表を見直しますw