献血と私 - なんつータイトル(笑)

日記を書き出してから忘れてたことを結構思い出すようになった。
なので忘れないうちに書き留めておこう。

献血好きになったのはなんでなんだろう?とふと思い返していた。
一番最近拍車がかかったのは、たまたま献血行ってて、検査してるときに看護婦さんが「あなたいい血してるわねー」って言われたことが一番新しい記憶。
そのときは両腕から採りたいという申し出だったんだけど、さすがに20分間動けないとなるとつらいのでお断りした。

その次に古い記憶は、吉野朔美の「いたいけな瞳」という1話完結の話を集めたコミックがあるんだけど、どの巻か忘れたが献血が趣味の女の子の話が出てきてた。
趣味というよりビョーキに近い。
確か、男2人と同居してる話だったと思うんだけどなぁ。3人がそれぞれに報われない想いを抱いてるストーリーだったような。(実家にあるので思い出せない)
ただ、献血した後に体が急いで新しい細胞を作り出す感じが好きだみたいなモノローグが入っていて、それにえらく共感した覚えがある。

・・・ので、じゃぁ、献血好きはここで始まったわけじゃないんだなぁっと思い返してみた。そうそう。献血というより注射だね。
注射が私は大嫌いなのだ。
痛いのもあるんだけど、刺す時の緊張感は意外と好きなんだな。
じゃぁ、何で嫌いなんだ??とちょっと考え直してみる。

さいころからだが弱くて、小学校はいるまで入院してたんだよね、そういえば。
・・・で、私の二の腕は毎日の注射やら点滴やらで青たんだらけで血管も細かった。そのうち注射を打てる看護婦さんがその大学病院でひとりしかいなくなってしまったくらいだ。
彼女が休みになると注射を打ちに来る看護婦さんは必ず失敗してくれた。点滴でもそう。必ず液が漏れて大変なことになる。
そのうち、二の腕に打てなくて、手首やら掌に打たれるようになってしまった。

でもそのうち、今日の注射はうまく打てるのか?というハラハラドキドキ感を楽しむようになってしまった。
なので健康になった今は献血しかそのギャンブル性を楽しめる場所がないのである。