彩雲国物語 想いは遙かなる茶都へ 彩雲国物語 漆黒の月の宴

内容(「BOOK」データベースより)
彩雲国の王様・紫劉輝の特別措置で、国試同期合格者の杜影月と二人一緒に、茶州州牧に任命された紅秀麗。けれど赴任先の茶州は今もっとも内政の荒れている土地で、彩七家の末席を占める地元の豪族・茶家と、王命を受けた州府の官吏たちが睨み合う一触即発の危険地帯なのだった。万が一の事態を避けて、隠密の長旅の末に茶州へ入った秀麗一行だったが、そんなにうまくコトが運ぶはずもなく…!?極彩色ファンタジー第4弾。


内容(「BOOK」データベースより)
王命をうけて茶州の州牧となった紅秀麗一行は、ひたすら茶州州都・琥〓(れん)入りをめざす。というのも指定期間内に正式に着任できなければ、官吏としての地位を剥奪されてしまうのだ。新州牧の介入を快く思わない地元の豪族・茶家の妨害工作にもめげず、いちかばちかの勝負に出た秀麗の前に、不可思議な理屈で愛をささやく危険な男・茶朔洵が再び現れて…!?意外な結末に瞠目せよ!極彩色ファンタジー、衝撃の第5弾。


ちょっと前後編チックなつくりなので2冊同時に。
主軸としては、危険な赴任先に期限内にどうやって行き着くかということです。
伝説の女官吏として歴史に登場するということのようですね。
ただ、非常に王の行動と同じ言葉などをささやいてくる、キャラクターがでてきます。


前巻の最後の方で王は主人公にある告白をするわけですが、
これと言葉が結構かぶるようです。
ただ説明セリフとして挿入されているので、なんとなく読み手側が感じるというよりも
説明されて「あ。そういうことが言いたかったんですね」と思うというか・・・。
この手法は同じラノベジャンルだと、
前田珠子さんが「破妖の剣」などですごく上手にやってますね。


こういうことする意味としては、同じようなことを囁かれてもどうもなんか違和感がある、
幼い自分に合わせて抑えてくれている男心をなんとなく感じ取る、
ということなんだろうなーとは思います。


今一歩、主人公が別の男に心が揺れる部分が大雑把過ぎて残念な感じがします。